開発環境現状確認(2026年) - Don't Repeat Yourselfという記事を見かけたので僕も書いてみることにする。
Terminalエミュレータ
WezTermとGhostty(ほぼWezTerm)
2つを併用しているが、基本はほとんどWezTerm。Ghosttyも使えるように設定しているが、以前のバージョンは仕事の環境で使っていたところクラッシュが頻発したので、結局WezTermを使う運用になっている。Appleプラットフォーム的にはGhosttyの方がネイティブUIに近くて良さそうだけど……。
両方ともカスタムしていて同じように使えるようになっていてどちらも使える。

Terminal Multiplexer
WezTermの組み込みMultiplexer / tmux
WezTermの場合は、組み込みのMultiplexer、Ghosttyの場合はtmuxを使っている。WezTerm側のキーバインドをtmuxに寄せているので、ほとんど違いがなく意識不要。tmuxは15年以上使ってそう。
普段、ターミナルのウィンドウを1つだけ開いて、そこに大量のペインを作るという運用になっているが、最近はClaude Codeに同時に開発させる機会が増えてきたので、複数窓する機会も増えてきた。
Shell
zsh + Starship
素に近いzshとpowerline表示のためにStarship。zshにはいくつかプラグインを入れているが最低限。以前はプラグインマネージャーのようなものも使っていたが、オーバーヘッドが気になったので、ここ数年は結局dotfilesにsubmoduleでpluginを入れて、sourceするだけのシンプルな運用になっている。
iOSエンジニアっぽいポイントとして、Swiftプロジェクトの場合、常にSwiftとXcodeバージョンがpowerline上に表示されるようになっている。仕事柄Xcodeのバージョン切り替えを頻繁に行うのでかなり気に入っている拡張。Starshipの設定例はこちら。

dotfiles
homeshick
10年以上前からずっとShell Scriptベースのhomeshickで管理している。最近はchezmoiというツールもあるらしいけど、過剰に感じ、現状全く困っていないのでそのまま。
基本はgiginet/castleというリポジトリにほぼ全てが入っていて、プライベート・業務用マシンの両方で共有している。ちなみにこのdotfilesのInitial Commitは2011年でもう16年もメンテしている。
homeshickの良いところは、複数のリポジトリを管理できるところなので、業務用にはさらに追加のリポジトリを作って、GHEに置いている。 VPNやSSHなどといった社内固有の設定と、最近は別リポジトリにClaude Codeの業務用ユーザースキルを置いたりしている。
以前はLinuxマシンで動くようにもしていたが、最近はほぼmacOS専用。
エディタ
Neovim
大昔にNeovimに移行した記事を書いたが、それ以来ずっとNeovimを使っている。去年ぐらいに.vimファイルを駆逐し、全てLuaベースの設定に移行した。
細かなsyntax類などのプラグインはいろいろ入れているが、主要なプラグインとしては現状は以下のようになっている。
- Plugin Manager: lazy.nvim
- Autocompletion: nvim-cmp
- Fuzzy Finder: telescope.nvim
- LSP: 標準のLSP, nvim-lspconfig, mason.nvim
vim界隈は変化が激しいので、3~4年に一度、気が向いたときに調べて盆栽している。 テキストを書いたり、簡単な設定ファイルの編集はほとんどvimで行われていて、このブログ記事もvimで書いている。

IDE
Xcode / Jetbrains IDEs
主に書く言語がSwiftとKotlinなので、コーディングにNeovimはあまり使っていなくて、順当にXcodeやIntelliJを使っている。
IntelliJのUltimateプランには毎年お布施しつづけていて、どの言語を書くのにもIDEを使うことが多い。PyCharmやRubyMineも使い、たまにClionを使ったりもする。VS Codeは一応導入してるけどUIが気に入らずに、ほとんど使うことはない。現代では珍しいかも。
フォント
BitstormWera NerdFont
昔からこれを使っている。変えると違和感がありそう。Nerd Fontはいろいろなアイコンが付いてるのでShellをオシャレしたいときに便利。
AIエージェント
Claude Code
最近はClaude Code弄りが捗っている。$100の方のMaxプラン。
個人開発では、MCPはuserスコープでSerena MCPとPerplexity MCPを常に有効にしていて、あとはプロジェクトによって追加している(自作のxcodeproj-mcpとかも)。業務では自作のSkillsもいろいろ用意している。Skillsの管理は独自Marketplaceを作るより、単なるdotfilesとして扱った方が楽なので上記と同じように管理している。
基本的にあまり激しくカスタムはしていないが、ccstatuslineとかはちょっと気になっている。
ブラウザ
Firefox
思想が強いといわれることが多いが、ずっとFirefox使っている。
Webエンジニアとは微妙にスキルセットが異なり、Webフロントを触る機会が一切ないので、逆にChromeを使わなくても成立している説がある。ちなみに未だにマウスジェスチャで操作している。
常用しているCLIツール
tig - gitビュアー
gitはほぼこれで、ghを使ってパッとブラウザを開けるようにしたりなど、結構カスタムしている。
lazygitなども試したが、長年使っているtigから離れられない。最近見かけたkeifuはちょっと気になっている。
ghq - リポジトリ管理
リポジトリ管理はほぼこれ
peco - Fuzzy Finder
Fuzzy Finderのpecoもずっと使っている。全く困ってなくてfzfへの移行圧力がない。ブランチやworktree切り替え、ghqの移動などをpeco経由で切り替えられるエイリアスが用意されている
zoxide / autojump - ディレクトリ切り替え
一度行ったディレクトリに曖昧検索で移動できるツール。長年の手癖でめちゃくちゃ使っていて、仕事のリポジトリはj l*1などで遷移してるレベル。
長年autojumpというPython製のものを使っていたが、もっとモダンなのはないのかとこの記事を書くタイミングで調べたら、zoxideというRust製のものがあったので乗り換えてみた。migrationツールも付いててインターフェイスも完全に一緒なのでスムーズに移行できた。Python製よりバイナリの方が扱いやすい。
wtp - gitワークツリー管理
直近導入した。最近のCoding Agentブームで、worktreeが再注目されていて、似たようなツールが群雄割拠となってきている。いろんなツールがあったが、wtpが一番メンタルモデルに近いので使っている。worktreeの新規作成時にhookを設定しておけるのも便利。
direnv - Environment Variable管理
ディレクトリ毎に環境変数を管理してくれるやつ。ないと困る。
その他開発に使っているmacOSアプリ
Marked 2 - Markdownプレビュー
Markdownのビュアー。vimからショートカットで立ち上がるようにしている。10年以上前に買ったっきり、買い切りでずっと使えていて凄い。GFMもサポートしているのでREADMEを書くときにも便利。
Kaleidoscope - Diffビュアー
macOSネイティブの高級diffビュアー。これを使ってると「金持ちですね」と言われる。最近はコーディングエージェントの生成したdiffを見るのにかなり多用しているが、difitのようなブラウザベースのもので良い気もしている。これもtigからショートカットで立ち上がるようにしている。
Raycast - ランチャー
ランチャー。設定の同期をしたいためにプレミアム会員だが、最近emojiの検索とアプリの起動ぐらいにしか使えていなくて、Workflowもあまり活用できていない。 macOS 26からSpotlightも強化されたので、標準に寄せるのでいいかもしれない。

Obsidian - メモ
メモアプリ。Design Docから日報、日常のメモまでだいたいObsidianに集約している。同期はiCloud Drive。これ単体でもプラグインなどを入れているので、使い方は今度また記事にしたい。
盆栽は楽しい
2026年1月時点での開発環境をまとめてみた。ツールの手入れを盆栽などと揶揄することが多いが、10年以上代わり映えがないツールも増えてきて、本当におじいちゃんみたいになってきた。若い方にとっては、温故知新というか、逆に古いツールを再発見する機会になると良いなと思う。
*1:lとは