5.1さらうどん

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引っ越したのでUniFiで家庭用ネットワークを構築した

最近、6~7年住んだ家を離れて引っ越した。入居以来、マンション組み込みのインターネットが遅かったり、手持ちのルーターではWi-Fiを部屋中カバーできない問題が発生したので、解決のために試行錯誤した話。

新居のインターネットが遅い

新居は大規模住宅のため、インターネットがすでに管理費に含まれていて無料で使えるタイプ。前住居も同じデベロッパーのマンションで、回線契約も同じ座組。6年住んで全く困っていなかったのであまり心配せずに転居した。

転居後も日中は500Mbpsぐらいの速度が出ていて問題なさそうと安心していたが、住んでいるうちに夜間は回線が詰まって20Mbpsぐらいしか出ないケースもあることが判明した。

それに加えて、部屋が広くなったので、従来のルーターだけでは室内全域をカバーできず、場所と時間によっては体感レベルでネットが激遅だった。これはマズい。

新居の現状

管理会社に問い合わせたり、配付資料を見たりして調べていく中であとからわかったことだが、僕の家は以下のような構成になっていた。ちなみに築浅の分譲マンションなので、わりと設備は最新のハズ。

  • マンション全体としてUCOM光レジデンスに加入しており、共用部から各住戸に光分配されている
    • ただし1Gbpsしか来てない
  • ONUは分電盤に設置されていて、そこから家中のLANコンセントにスイッチングしている。ただしCat5e
  • NUROなど他の回線は来ていない
  • 回線を引く場合、共用部への工事は不可。すでに敷設されている光回線を使う光コラボのようなプロバイダ契約は可能

なるほど。

UCOM光回線が遅い問題:Connectixを契約する

まずは夜間に非常に遅くなる問題が出ていて致命的。本当は10Gbpsの回線を引きたいが、建物の構造や規約上、設置は無理そう。

幸い光回線は来ているのでプロバイダを変えるかといろいろ調べている中で、UCOMが提供するConnectixというサービスを発見した。

これは有料契約すると、集合住宅での回線を優先的に利用できるようになるオプションらしい。なんだそれは。

とりあえず契約してみたところ、上流は混雑する時間も含めコンスタントに700Mbps ~ 800Mbpsが出るようになり、一旦の解決を見た。

UniFiによるネットワーク構築

ここからが本題。以前まではルーターとしてNECのAtermシリーズを好んで使っていたが、住居が広くなり1台のAPではカバーが困難になった。

Atermは以前は良かったが、近年は6GHzへの対応状況が微妙だったり、メッシュ互換性の問題などがあり、オススメされたUniFiに統一してみることにした。

とりあえずゲートウェイとアクセスポイントの2台買えば大丈夫だろうとゲートウェイのExpress 7とAPのU7 Proを購入。これだけで8万円ぐらいした。

Dream Routerという更なる上位機種もあったが、一般のご家庭*1にはオーバースペックだと判断。

本当は壁掛けしたかったが壁に穴開けたくなかった

管理アプリが充実していてダッシュボードも細かく見れる

電源周りのハマりどころ

細かいところだが電源周りにハマりどころがあった。

まずExpress 7は、付属しているACアダプタが3ピンのものなので、一般的な家庭用コンセントに繋げるには2ピンへの変換が必要だった。

次にUniFiのAPには電源が付属していない。APはPoE(Power over Ethernet)という規格で給電するらしく、スイッチや配線がPoEに対応していない場合、別途PoE給電用のアダプターが必要になった。U7 Proの場合はPoE+という規格。

どちらも購入前にはわからなかったのでちょっと困った。買う方は要注意。まさか電源が付いてこないなんて考えもしなかった。

ゲートウェイとアクセスポイントでメッシュを構築する

まずは単に2台間でメッシュを構築してみることにする。

Express 7側で親メッシュを有効にし、U7側でメッシュ先を設定する。最初は完全に無線だとうまく認識しなかったが、ゲートウェイにAPを有線で直結し、メッシュの設定をしてから離したところ、うまく動作した。

この設定に至るまでちょっとハマった

ところが、実際に運用してみたところ、Express 7とU7間の物理的距離により、速度が大分減衰してしまうことがわかった。AP経由だと100Mbps台ぐらいしか出ない。一応これでも使えるが、家中で高速インターネットを浴びられないのに我慢できないので、もう少しなんとかしてみることにする。

メッシュは遅かったので分電盤を弄る

現状、部屋から生えているLANコンセントにゲートウェイやAPを差し込んでいた。この配線では、ゲートウェイ側からAPは上流にあることになり、ゲートウェイとAP間は有線接続ができないため、メッシュを組まざるを得なかった。 また、一部他の部屋から有線接続している機器にUniFi側から疎通できないという問題があった。

LANコンセントから雑に刺しただけだと、ゲートウェイから上流が見えない

すなわち、LANコンセントの根元にある部分にゲートウェイを刺せば、家中の有線を1つのUniFiネットワーク下に置けるのではないかと考えた。

理想的にはこう

というわけで、釘留めされていた住戸の情報分電盤を開けた。わりとしっかり封をされていたので、電動ドライバーやバキュームリフターなどの追加投資が必要だった。

開けるの大変だった

Express 7をONUに直結したことで、家庭内の配線を全てUniFiネットワーク化できた。

家中のクライアントが1つのネットワークに集約できた

APもLANコンセント経由で有線接続されるようになったので、メッシュにする必要がなくなり、6GHz対応ならば、家中どこでも700 ~ 800MbpsのWi-Fiに接続できるようになった。めでたしめでたし。

さらにこだわるなら、最初からついていたスイッチが1Gbpsなので、UniFiのものに取り替えるなどすると、家庭内LANがもう少し早くなりそうだが、結局現段階ではWANがこれ以上速くならないので諦めた。

最終的に爆速になったので一安心

綺麗なインターネットを浴びるのは大変

ネットワーク周りの知識が全然ないので試行錯誤をしたお話。意外とUniFiについての日本語の記事が乏しく、かなり調べまくってメッシュなどを組んだので、この記事も少しでも誰かの役に立てば良いなと思う。

Connectixについても、言及している記事が少しだけあって、それによって解決に至ったので、検索で辿り着く人の助けになれば幸い。

*1:すでに逸般の誤家庭かも